こんにちは。ST介護士のナカマル@NBTKST2222です。
10年間ほど言語聴覚士(ST)として飲み込みや言葉の訓練のプロとして仕事をしていました。
現在は、言語聴覚士でありケアマネージャーであり、現場の介護スタッフとして介護施設で働いています。
このブログでは、介護・医療職が悩みがちな
○臨床(言語聴覚士の専門の1つである摂食・嚥下を中心)のこと
○お金に関係すること
○職場の人間関係について
について発信しています。
今回はお金に関すること第1弾
人生で2番目に大きな買い物!? 生命保険の必要性について解説します。
1 生命保険とは?
そもそも生命保険とは何でしょうか?もちろん知っている人も多いと思いますが・・・
自分の死亡や大きな病気やケガをしたときに契約した内容に応じた保険金や給付金を受け取ることができる仕組みことです。たくさんの人が契約した生命保険会社へ決まった金額の保険料を支払い保険料を負担しあっているのです。
生命保険は数百万~数千万のお金の支払いを保証している内容も珍しくありませんが、大勢の人がお金を出し合っているからこそ、必要なときに大きな保障が受けることができるのです。
生命保険にはいくつかの種類がありますが、代表的なものは以下になります。
・死亡保険
死亡したとき、または所定の高度障害状態になったときに支払われる。
・医療保険
病気やケガによる入院・所定の手術などに対して支払われる。
・がん保険
がんと診断され、がんで入院・手術したときなどに支払われる。
2 生命保険は入ったがいい?
入らない方がいい?
生命保険はなくても大丈夫‼そんな意見聞いたことありませんか?
その反面、親や親族から保険は万が一のために入りなさい!と言われて何となく入ってそのまま保険料を支払っているケースも多いのではないでしょうか?
どっちが正しいのでしょうか。
実はどちらも正しいのです。その理由を解説していきます。
日本は1961年に始まった国民皆保険制度の導入でいつでも誰でも保険医療を受けることが可能になりました。
私たち日本人にとってはもはや当たり前の皆保険制度ですが、世界保健機関(WHO)から世界最高との評価を受けるほど非常に充実しているのです。
この国民皆保険は私たちの給与から毎月ひかれています。つまり、民間の保険会社と契約をしなくても保険を支払い、万が一の時の保証を受けることができるです。
具体的にどのような保険になっているか見ていきましょう。
・高額療養費
1ヶ月の医療費が高額になったとき、限度額を超えた分が高額療養費として後から払い戻される制度。収入によって限度額は変わりますが、1か月で何十万も支払うことは原則ありません。(保険外の治療などは別)
また、高額介護療養費制度と言って医療保険と介護保険を合わせた自己負担額の1年分が、限度額を超えた場合に払い戻される制度もあります。
・医療費控除
年間の医療費が10万円以上になった場合に確定申告をすることで税金が控除される制度。扶養している家族分などを合算することもできるので扶養家族が多い方は改めて確認しましょう。
・傷病手当金
業務以外のケガや病気で4日以上働けない場合に手当金をもらうことができる制度。最大1年6カ月の間もらうことができます。
・労災保険
業務が原因のケガや病気、または通勤中にケガをし働けなくなった際に給付金がもらえる保険。療養給付や休業給付などいくつか種類があります。
ここで紹介したのは、ほんのごく一部でありまだまだ多くの制度があります。これだけ多くの保険がついているため、生命保険はいらない‼という意見があるのです。
3 生命保険の選択の仕方
日本人は保険が大好きと言われ、必要以上の生命保険に加入している人が多いのが現状です。
では逆に言うと必要な保険とは?
結論から言うと、掛け捨てタイプの死亡保険となります。最近は貯蓄型の保険なども増えていますが、貯蓄と保険は完全に切り離して考えないと余計なお金を多く支払ってしまうことになります。
また、生命保険は三角形の保険が理想と言われています。簡単に言うと、子供がまだ小さくて今死ぬと子供が困ってしまう。そういった世代は手厚く保証して、子供が社会人となって働くようになってからは、死亡してもそれほど困らないため薄い保証になるように最初から設計された保険です。
非常に合理的な考え方であり、必要以上の支出を避けることができます。
ちなみに子供を育てるのに必要なお金は1人辺り3000万程度と言われています。
子供の成長に伴い、成人するまでの期間はどんどん短くなっていくので、それに伴い保証内容も少しずつ減らしていくことも検討しましょう。


まとめ
今回は生命保険の必要性について解説しました。
介護・医療職の多くはお金に関する悩みはつきません。基本的に税金から賄われている職種でもあり簡単に給料は上がりません。
そのため、まず考えるべきは給料を上げる方法よりも支出を減らす方法です。支出を減らす時の優先順位は固定の削減です。固定費の代表格でもあり保険を見直すことで手元に残るお金も増えるはず。
お金が溜まらないと悩んでいる人はまず保険の見直しをおすすめします。
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