摂食・嚥下について

摂食・嚥下障害にも影響する!?栄養に関するアセスメントについて解説

こんにちは。ST介護士のナカマル@NBTKST2222です。

10年間ほど言語聴覚士(ST)として飲み込みや言葉の訓練のプロとして仕事をしていました。

現在は、言語聴覚士でありケアマネージャーであり、現場の介護スタッフとして介護施設で働いています。

このサイトでは、言語聴覚士の専門の1つである摂食・嚥下に関係する情報発信をしていきます

今回は、摂食・嚥下障害とも深く関係する栄養に関するアセスメントについて解説したいと思います。

 

1 血液検査でのアセスメント

2 紙面でのアセスメント

3 在宅で誰にでもできるアセスメント

1 血液検査でのアセスメント

病院では主に血液検査で栄養状態のアセスメントすることができます。最も代表的な栄養に関する項目としては「アルブミン」というものがあります。アルブミンは、血液中のタンパク質の一種で、栄養状態の指標となるものです。基準値が3.8~5.2g/dlとなります。

アルブミンは検査をした時の数値は、3週間前の栄養状態を表しており、採血をしたその時の栄養状態ではないことには注意が必要です。その他にも

・脱水で見かけての数値が上昇する

・臥床なのか座位なのかでも数値が変わってくる

などアルブミンの数値だけでなくほかの項目も併せて総合的に判断していく必要があります。

また、最近ではプレアルブミンと言われるデータも併せて栄養状態をアセスメントするところも増えてきています。プレアルブミンは採血から2日前の状態が反映される点がアルブミンとの大きな違いとなっています。



2 紙面でのアセスメント

紙面でできるアセスメントの代表例にMNAがあります。MNAは簡易栄養評価表と呼ばれA4用紙1枚でA~Rまでの項目を埋めていくだけ。多くは管理栄養士や看護師が栄養評価として用いることが多いのですが、専門的知識がないと絶対できないものでもありません。

各項目の合計が最大30ポイントになります。そのうち、17点以下のようだと低栄養、23.5ポイント以下は低栄養のおそれありとされています。

MNAは様々な視点からアセスメントすることができアルブミンとも相関関係が高いため非常に有用なアセスメントツールになります。

ネット上で検索すると実際の用紙もすぐわかるので興味ある方は調べてみてください。

3 在宅で誰にでもできるアセスメント

アルブミンは基本的に病院でしかできず、MNAは誰でもできる!!とはいっても実際のところ、看護師や管理栄養士がしている現状がほとんど。誰にでもできるもっと簡単な栄養のアセスメントは何があるか。

有名なところでいくとBMIがあります。BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}は多くの方が聞いたこともあり簡単に計算することができます。

– 世界保健機関(WHO)での 評価 –
BMI 判定
<16 痩せすぎ
Severe thinness
低体重
Underweight
16~<17 痩せ
Moderate thinness
<18.5 痩せぎみ
Mild thinness
18.5~<25 普通体重
Nomal range

 

また、MNAの項目の1つでもあります体重減少率も簡単にできる栄養アセスメントの1つとなります。

体重減少率(%)=(健常時体重-現在の体重)/健常時体重×100
→どのくらいの期間で何%体重が減っているかを調べるときに用います。

1 ヶ月 5%以上
3 ヶ月 7.5%以上
6 ヶ月 10%以上     で異常な体重減少と判断します。



 

まとめ

介護施設や在宅介護に関わっている人はBMIと体重減少率を用いて、簡易的な栄養評価をしつつ異常があるときは病院で採血をして詳しくアセスメントするのが理想かと思います。摂食・嚥下障害は栄養面とも非常に関連が高く低栄養と思われる人は早期に発見して栄養改善を図ることで嚥下機能の改善にもつながります。摂食・嚥下障害の方と関わっている人は併せて栄養状態にも着目するようにしましょう。

 

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ABOUT ME
ナカマル
ナカマル
現在グループホームでST(言語聴覚士)兼介護士として働いているナカマルです。 3か所の急性期~生活期の病院を経験した後に、小規模多機能型居宅介護でST×ケアマネ×介護で働いている。 介護・医療職が悩みがちな臨床・お金・人間関係に関連する記事を発信中。 ツイッター、インスタ、公式LINEもよろしくお願い致します。
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