摂食・嚥下について

誤嚥しなくなる!?誤嚥防止術3つ紹介

こんにちは。ST介護士のナカマル@NBTKST2222です。

10年間ほど言語聴覚士(ST)として飲み込みや言葉の訓練のプロとして仕事をしていました。

現在は、言語聴覚士でありケアマネージャーであり、現場の介護スタッフとして介護施設で働いています。

このサイトでは、言語聴覚士の専門の1つである摂食・嚥下に関係する情報発信をしていきます。

今回はこの手術をすると誤嚥しなくなる誤嚥防止術3つ紹介します。

 

1 喉頭全摘術

2 気道食道吻合術

3 喉頭閉鎖術

1 喉頭全摘術

本来、喉頭全摘術は喉頭がんの方ががん治療のためにする手術が一般的です。しかし、一部で嚥下障害の方に対して実施することがあります。誤嚥をせずに経口摂取させることが目的であり、重度の嚥下障害のため経口摂取が不可能な方が対象となります。しかしながら喉頭をすべて摘出するので発声機能は完全に失われてしまいます。すなわち声を出せなくなる代わりに誤嚥を起こさずに食べることができるということです。経口摂取ができるようになると言っても声が出せなくなるという代償があるため中々選択肢として上がりにくいのが現状です。しかし、中には重度の嚥下障害があり発声機能も著しく低下している人がいます。そういった方の中で食べるのが大好きな人は1つの選択肢となりえると思います。

2 気道食道吻合術

気道食道吻合術も重度の嚥下障害の方において実施されることがあります。喉頭全摘術と違うところは喉頭が温存されるところです。喉頭が温存されるということは、将来的に嚥下機能が改善した時に喉頭機能を回復させることができます。ちなみに、喉頭内へ流れ込もうとした唾液や食物は食道内に流入することとなるため誤嚥はしません。

3 喉頭閉鎖術

気道を閉鎖することで誤嚥性肺炎を予防する目的で手術が行われます。嚥下機能が改善した場合は吻合した部分をほどくことで、喉頭機能を回復させることが可能となります。口の中と気管が分離される結果、誤嚥は完全に防止されることとなります。誤嚥性肺炎を繰り返している方に対して行われる手術です。

 

まとめ

嚥下障害に対しては原則として言語聴覚士などの職種が嚥下訓練をして改善を図るのが一般的ですが、嚥下訓練だけでは改善せず手術によって誤嚥を防ぐ方法を選択することがあります。声を出せなくなるデメリットもありますが、場合によってはQOLの向上にもつながるため選択肢の1つとして知っておきましょう。

 

 

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ABOUT ME
ナカマル
ナカマル
現在グループホームでST(言語聴覚士)兼介護士として働いているナカマルです。 3か所の急性期~生活期の病院を経験した後に、小規模多機能型居宅介護でST×ケアマネ×介護で働いている。 介護・医療職が悩みがちな臨床・お金・人間関係に関連する記事を発信中。 ツイッター、インスタ、公式LINEもよろしくお願い致します。
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