摂食・嚥下について

摂食・嚥下の豆知識代表3選

こんにちは。ST介護士のナカマル@NBTKST2222です。

10年間ほど言語聴覚士(ST)として飲み込みや言葉の訓練のプロとして仕事をしていました。

現在は、言語聴覚士でありケアマネージャーであり、現場の介護スタッフとして介護施設で働いています。

このサイトでは、言語聴覚士の専門の1つである摂食・嚥下に関係する情報発信をしていきます。

今回は個人的に伝えたい摂食・嚥下の豆知識代表3選を紹介します。

1  喉には人体で唯一関節を持たない骨がある

2 頭・上肢と喉の関係性について

3 常食を食べるのに必要な舌圧は?

1  喉には人体で唯一関節を持たない骨がある

人体には全部で206個の骨があり1つの例外を除いては関節でつながって骨同士を連結し支え合っています。骨があり関節があることで人間の体は自在に動くことができるのです。

しかし、206個ある骨の中で唯一関節を持たない骨が喉の存在しています。それが舌骨です。舌骨は周囲に付着している筋肉から支えられており、舌を支える役割を持っています。

また、舌骨は喉ぼとけの上に位置しており口を開けたり、食物を噛んだり、飲み込んだりするのに重要な役割を果たしています。

舌骨は関節を持たず周囲の筋肉による動くので筋肉の緊張によって動きが大きく変わります。そのため嚥下機能は姿勢に大きく左右されると言われているのです。

2 頭・上肢と喉の関係性について

舌骨は関節を持たないからこそ食べるときの姿勢により嚥下機能が大きく影響されるのですが頭部や腕の位置も嚥下機能に影響します。何故なら頭部は体重の約10%、上肢は約8%の重さがあると言われており、頭や上肢の位置が体の中心からずれていると姿勢はどんどん崩れていきます。

例を挙げると、車椅子に座っている方がいるとしてその方の腕が肘置きから外に投げ出された状態をそのままにしていると腕の重さに引き寄せられてどんどん姿勢は崩れていきます。そのため姿勢が崩れやすい人に対してはクッションなどを敷き詰めて姿勢が崩れないようにするのは非常に大事なアプローチ方法となります。

また、首の筋肉が弱いと頭を支えることができず、どんどん顔が上を向いていってしまいます。頭は人体でも体が重い部位になるので、嚥下障害のある方の中にも首で頭部をささえることができない人もいます。そういう方は頭部を支える車椅子(リクライニング車椅子)やベッドを挙上することで頭部が後ろにいかないようにする工夫をしましょう。

3 常食を食べるのに必要な舌圧は?

舌圧とはそもそも何でしょうか?舌圧とは舌を出す時の力の強さを指します。この舌圧は嚥下障害と非常に関係性が高く嚥下障害がある方は舌圧も低いことが分かっています。私たち。私たちは食べ物を口に入れたら、前歯で噛み切り、奥歯で砕いてすりつぶし、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい形状にして食道に送り込みます。このときに舌圧が弱いと、上あごに食べ物が残ってしまいます。

では常食(嚥下障害のない方が食べる普通の食事)を食べるのに必要な舌圧ってどれくらいなのでしょうか?

答えを言うと最大舌圧が25㎩以上となります。この舌圧は舌圧計と言われる機械で測定することができます。

また、ペコパンダと呼ばれる最大舌圧を鍛える道具もあるので興味ある方は使用してみて下さい。

まとめ

今回は摂食・嚥下の豆知識代表3選ということで3つの知識を紹介しました。舌骨の働きや頭や上肢と喉の関係、舌圧についてなど実は嚥下機能と非常に関係性が高いので興味ある人はより詳しく調べてみてください。

 

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ABOUT ME
ナカマル
ナカマル
現在グループホームでST(言語聴覚士)兼介護士として働いているナカマルです。 3か所の急性期~生活期の病院を経験した後に、小規模多機能型居宅介護でST×ケアマネ×介護で働いている。 介護・医療職が悩みがちな臨床・お金・人間関係に関連する記事を発信中。 ツイッター、インスタ、公式LINEもよろしくお願い致します。
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