摂食・嚥下について

誤嚥しやすい食物の特徴4つ

こんにちは。ST介護士のナカマル@NBTKST2222です。

10年間ほど言語聴覚士(ST)として飲み込みや言葉の訓練のプロとして仕事をしていました。

現在は、言語聴覚士でありケアマネージャーであり、現場の介護スタッフとして介護施設で働いています。

このサイトでは、言語聴覚士の専門の1つである摂食・嚥下に関係する情報発信をしていきます。

今回は誤嚥しやすい食物の特徴4つを解説します。

1 さらさらしたもの

2 バラバラになってまとまりにくいもの

3 水分が少なくパサつくもの

4 固形と水分が混ざっているもの

1 さらさらしたもの

さらさらしたもの。具体的に言うと水分全般になります。なぜ、水分全般が誤嚥しやすいのか。それは喉を通過するときに落ちるスピードが速いためです。多くの嚥下障害の方は、そうでない方と比較して飲み込みの反射が出るのに時間がかかります。

のどの中を落ちるスピードが速いので、水分の速度に「ごくん」が追い付かない場合があります。普段人間の喉は、空気が通る管である気管が開いており、食べ物が通る管である食道が塞いであります。しかし、飲み込む瞬間のみ気管が閉じて食道が開くという仕組みになっているのです。そしていわゆる誤嚥と言われるものは、気管が閉じるのが間に合わなかったり、十分に閉じることができなかったりして気管に飲食物が入ることを指します。

そのため水分のように落下速度の速いものは、気管が閉じる前に気管に入ってしまったり、はいりかけてしまうことで誤嚥したり、誤嚥がなくてもムセが生じたりするのです。

そのため、いわゆるトロミを使って通過速度を遅くすることで水分の誤嚥を防ぐわけです。

 

2 バラバラになってまとまりにくいもの

これは具体的に言うとおから、ひき肉、かまぼこ、こんにゃく、レンコン、ピーナッツ、寒天寒天などが該当します。口の中でバラバラになってまとまりにくいものは誤嚥しやすい食べ物の特徴です。かまぼこなどは比較的柔らかくもあるため飲み込みにくいイメージはないかもしれませんが、口の中でばらけやすいため食道を通過するときもまとまりにくく結果的に誤嚥しやすいのです。

3 水分が少なくパサつくもの

パン、カステラ、いも類、ゆで卵、クッキー、などが該当します。何となく飲み込みにくいというイメージはあるかもしれません。口の中でパサつくものは、いわゆる送り込みがしづらい食べ物になります。送り込みがしづらいと、飲み込みのタイミングにずれが生じ結果的に誤嚥しやすくなります。また、口の中でパサつくものは喉にも残りやすいため飲み込んだ後も喉の残留しやすかったり窒息しやすい食べ物でもあります。

4 固形と水分が混ざっているもの

雑炊、高野豆腐、水分を多く含むフルーツ等が該当します。水分と固形が入り混じっているものは嚥下障害のある方にとって非常に飲み込みにくいものになります。固形と水分はそもそも飲み込み方が少し異なります。そのため同時に口の中に存在していると口腔内にも残りやすく且つ誤嚥もしやすくなります。

対応策としてはとろみをつけて咀嚼した時に水分と固形がばらけにくくすることがポイントとなります。

 

 

まとめ

飲み込みにくい食べ物はたくさんありますが、工夫次第で食べやすくすることは可能です。管理栄養士さんの中には作る過程を工夫して嚥下食を作っています。

飲み込みにくい食べ物であっても調べてみると工夫して食べる方法が見つかるかもしれませんし、病院や施設でもし管理栄養士さんがいれば尋ねてみるといいかもしれません。

 

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ABOUT ME
ナカマル
ナカマル
現在グループホームでST(言語聴覚士)兼介護士として働いているナカマルです。 3か所の急性期~生活期の病院を経験した後に、小規模多機能型居宅介護でST×ケアマネ×介護で働いている。 介護・医療職が悩みがちな臨床・お金・人間関係に関連する記事を発信中。 ツイッター、インスタ、公式LINEもよろしくお願い致します。
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