摂食・嚥下について

病院から在宅まで使える嚥下評価KTバランスチャートの紹介

こんにちは。ST介護士のナカマル@NBTKST2222です。

10年間ほど言語聴覚士(ST)として飲み込みや言葉の訓練のプロとして仕事をしていました。

現在は、言語聴覚士でありケアマネージャーであり、現場の介護スタッフとして介護施設で働いています。

このサイトでは、言語聴覚士の専門の1つである摂食・嚥下に関係する情報発信をしていきます。

今回は病院~在宅まで使用でき嚥下機能と全身状態の評価ができるツールKTバランスチャートを紹介します。

 

1 KTバランスチャートってどんなアセスメント方法?

2 ここが凄いKTバランスチャート

3 KTバランスチャートの本について

1 KTバランスチャートって

      どんなアセスメント方法?



KTバランスチャートと呼ばれる嚥下評価のツールがあるのは御存じですか?KTバランスチャートとはNPO法人「口から食べる幸せを守る会理事長の小山珠美先生が開発した嚥下評価のツールになります。KTバランスチャートは

1⃣心身の医学的視点        ①食べる意欲②全身状態③呼吸状態④口腔状態

2⃣摂食嚥下の機能的視点      ⑤認知機能⑥咀嚼・送り込み⑦嚥下

3⃣姿勢・活動的視点        ⑧姿勢・耐久性⑨食事動作⑩活動

4⃣摂食状況・食物形態・栄養的視点 ⑪摂食状況レベル⑫食物形態⑬栄養

の大項目4つ小項目13からなる嚥下評価になります。これらの13項目を1~5点でスコア化することで状態を把握することができます。1がかなり不良 5がかなり良好となります。見てわかる通り飲み込みの部分以外に、姿勢や栄養、呼吸状態など様々な視点から対象者をアセスメントすることができるツールとなっています。

 

2 ここが凄いKTバランスチャート

嚥下評価と言えば反復唾液のみテストや水飲みテスト、EAT-10などがありますが、KTバランスチャートは他の嚥下評価とどう違うのでしょうか?

上記の3つの嚥下評価は嚥下機能のみに着目した評価になっているのに対して、KTバランスチャートは多角的な視点から包括的に患者さん・利用者さんの状態を把握することができます。

多角的な視点から包括的にアセスメントすることで家族を含めた多職種で情報共有をすることができ、医療施設のみでなく介護施設や在宅でも使用することができます。

この病院、介護施設、在宅でも使用できるという点と多角的な視点で包括的な評価ができるというのがKTバランチャートの優れた部分となります。また、各項目を数値化してグラフ化することでどのような変化があるのかが可視化しやすくなっているのも特徴の1つです。

3 KTバランスチャートの本について

このKTバランスチャートは「口からの食べる幸せをサポートする包括的スキル」のタイトルで本が出版されています。この本にはKTバランスチャートが作成された経緯や各項目の評価方法、実際の症例でKTバランスチャートを使用した例などについて詳しく書かれています。

全ページカラーで非常に読みやすく、基本的な摂食・嚥下の事も載っています。医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・ソーシャルワーカー・介護福祉士などあらゆる介護・医療従事者必見の内容なので興味ある人は是非買ってみてください。おすすめの1冊です。

 

 

 

 

まとめ

KTバランスチャートは多職種で摂食・嚥下を評価できるツールであり病院から在宅まで幅広く使用することができます。介護・医療従事者で摂食・嚥下に関わることのある人は是非使用してみてほしいと思います。

 

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ABOUT ME
ナカマル
ナカマル
現在グループホームでST(言語聴覚士)兼介護士として働いているナカマルです。 3か所の急性期~生活期の病院を経験した後に、小規模多機能型居宅介護でST×ケアマネ×介護で働いている。 介護・医療職が悩みがちな臨床・お金・人間関係に関連する記事を発信中。 ツイッター、インスタ、公式LINEもよろしくお願い致します。
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